産毛の脱毛~脱毛サロンの光脱毛と医療クリニックのレーザー脱毛、どちらが効果的?

産毛を気にする女性

光脱毛やレーザー脱毛で産毛が脱毛しにくいのは本当?

「産毛は脱毛しにくい」という話を聞いたことはありませんか?
脱毛サロンや医療クリニックで行う一般的な光脱毛、レーザー脱毛は、ムダ毛が濃いほど脱毛しやすく、その反面、ムダ毛が薄いと脱毛しにくいという性質があります。

脱毛サロンの光脱毛や、医療クリニックのレーザー脱毛は、毛の内部のメラニン色素に熱エネルギーを加えることで毛根の組織にダメージを与えるという仕組み。
つまり、一般的な光脱毛やレーザー脱毛は、メラニン色素を多く含む濃いムダ毛に適した脱毛法で、色素の薄い産毛には不向きな方法なのです。

それでは、産毛を効果的に脱毛するためには、どのような脱毛法を選べばよいのでしょうか?
産毛の脱毛に焦点を当てて、効果的な産毛脱毛法を探っていきましょう。

産毛脱毛の効果がでるまでの期間

産毛は、太く濃い毛に比べて脱毛が難しいだけではなく、脱毛期間も約1.5倍ほどの期間がかかると言われます。
個人差はありますが、鼻の下の産毛脱毛の場合、クリニックのレーザー脱毛なら半年から1年半、サロンの光脱毛ならなんと、1年から8年ほどになるとも言われます。

ただし、これは一般的な脱毛法を受けた場合の話。
後からご紹介する産毛に適した脱毛法を行えば、大幅に短縮される可能性もあります。

産毛の硬毛化・増毛化に注意

産毛脱毛の際に、特に注意しておきたいのは、『硬毛化』・『増毛化』についてです。

『硬毛化』と『増毛化』のリスク

『硬毛化』『増毛化』とは、脱毛効果を得るために医療クリニックのレーザー脱毛やエステサロンの光脱毛を行ったことによって、かえって毛が太くなってしまったり、毛が増えてしまうという現象のこと。
太い毛を脱毛する際には起こりませんが、産毛を脱毛する際にだけ起こります。

『硬毛化』と『増毛化』の原因

はっきりとした原因はまだ解明されていませんが、レーザー脱毛や光脱毛による熱刺激が毛根組織を破壊するに至らず、逆に組織を活性化させてしまうことから起こると言われています。

太く濃い毛なら、通常は熱刺激がしっかりと毛根組織に吸収され、毛根にダメージを与えることができますが、産毛の場合には熱エネルギーが十分に吸収されないため、抜けずに残ってしまった毛にはこのようなことが起こり得るのです。

黒い毛なら産毛でも脱毛可能

ただし、医療クリニックのレーザー脱毛やエステサロンの光脱毛では産毛の脱毛ができないというわけではありません。
目に見える程度の色素のある毛なら、施術を継続することで効果を得ることは可能です。

しかし、目に見えにくいほどの薄い産毛にはほとんど脱毛効果がなく、かえって硬毛化・増毛化してしまうリスクがあるということを覚えておきましょう。

医療クリニックで効果的に産毛脱毛する方法

このように、一般的に使用されている光脱毛機やレーザー脱毛機では、産毛の脱毛効果はそれほど期待できません。
しかし、産毛に比較的効果の出やすい機種もあります。

メラニンに光を反応させる従来の脱毛法とは異なり、ここでご紹介する蓄熱式という脱毛法は、硬毛化・増毛化のリスクが低いとも言われています。
産毛を確実に脱毛するためには、このような機種を導入しているサロンやクリニックを選ぶのもおすすめです。

医療クリニックで受けることができる、産毛にもっとも適したレーザー脱毛機と言われるのが、ダイオードレーザー。
ダイオードレーザーの中でも、『メディオスターNeXT』、『ソプラノ』という機種が特におすすめです。

メディオスターNeXT

リぜクリニックやアリシアクリニック、湘南美容外科などで導入されている『メディオスターNeXT』。
『メディオスターNeXT』は、毛根のメラニンに強い熱エネルギーを反応させる一般的なタイプとな異なり、発毛のもととなる『バルジ』という領域に蓄熱することで破壊します。

そのため、色素の薄い産毛に対しても効果を得やすく、さらに肌へのダメージや痛みが少ないのが特徴です。

脱毛期間の目安

メラニンに反応する一般的な機種では、毛の生え変わるサイクル(毛周期)に合わせて2~3か月おきに脱毛を行う必要がありますが、メディオスターNeXTは毛周期に関係なく施術できるため、施術のサイクルを毛周期に合わせる必要がありません。

施術回数の目安は約4~5回、最短4ヶ月で脱毛完了できるのが魅力的です。

ソプラノ

聖心美容クリニックやビューティースキンクリニックなどで導入されている『ソプラノ』という機種。
こちらもメディオスターNeXTと同様に、蓄熱式のダイオードレーザー脱毛機です。
皮膚の下で毛を包んでいる毛包という組織全体に熱を蓄積し、ダメージを与えることで脱毛を行います。

そのため、毛の太さや濃さに関係なく脱毛でき、痛みや火傷のリスクもほとんどありません。
中でも『ソプラノアイスプラチナム』という最新機種は、複数の部位で効果を出したい人におすすめ。
一回の照射で3種の波長を出すことができるので、Vラインの太い毛にも背中などの産毛にもしっかり効果を得ることができます。

脱毛期間の目安

ソプラノ脱毛には毛周期が関係しているので、脱毛ペースは通常2~3か月に1回。
効果を十分に得るまでには5~6回ほどの照射が必要と言われ、1年から1年半ほどの期間がかかります。

エステサロンで効果的に産毛脱毛する方法

エステサロンで受けることのできる脱毛法のうち、産毛脱毛におすすめできるのは、『ハイパースキン法』と『SHR方式』の2つ。

しっかり脱毛したい方には『ハイパースキン法』がベストですが、『SHR方式』も他の脱毛法と比べると効果を得やすく、低価格で手軽に始められるメリットがあります。

ハイパースキン法

ディオーネなどのエステサロンで使用されているハイパースキン法。
発毛因子『バルジ』領域に低温の光を蓄積させる方法で、毛の濃さに関係なく脱毛効果を発揮することができます。
痛みや刺激が少なく、敏感肌の方にもおすすめの脱毛法です。

脱毛期間の目安

ハイパースキン脱毛は、3〜4週間という短いサイクルで脱毛することができるため、1年間で約12回ほどの照射が可能です。
個人差はありますが、12回の施術では全体の約80%ほどの毛を処理することができると言われています。

SHR方式

『SHR』とはSuper Hair Removableの略で、『蓄熱式脱毛』という意味。
ストラッシュ、ラココなどのサロンで導入されているSHR方式は、毛包全体をターゲットとして光を照射し、脱毛効果を得る方法です。

こちらもメラニン色素に反応する方法とは異なるので、メラニン色素の薄い産毛にも効果的。
痛みもほとんどなく、肌への負担も軽いという点でも、大きなメリットがあります。

脱毛期間の目安

毛周期に合わせて照射する必要がないため、2週間から1か月に1回のペースで脱毛することができます。
脱毛完了までは、最短で6か月が目安です。

産毛に適した脱毛サロン・医療クリニックを選ぶのがおすすめ

「せっかく脱毛しても産毛だけ抜けない」という声もよく聞かれるように、産毛脱毛は剛毛の脱毛と同じようにやってもうまくいきません。

産毛をしっかり綺麗に脱毛したいのなら、産毛に適した脱毛方法を採用しているサロンやクリニックを選ぶのがおすすめです。

産毛に適した機種を導入していないサロンやクリニックを選ぶ場合は、回数無制限のコースを選ぶか、あるいは硬毛化・増毛化が起こった場合に十分にケアしてもらえるサロンやクリニックを選ぶことが重要になります。

産毛がなくなると毛穴が目立ちにくくなり、肌もきれいに見えるようになります。
ツルスベのお肌を手に入れるまで、気長に継続していきましょう。

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