乳輪周りのムダ毛は脱毛できる? キレイにできる脱毛方法は?

胸元を隠す女性

“胸毛”や”乳輪周りのムダ毛”が生えているのは男性だけ、というイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。
でも実は、乳輪周りに毛が生えている女性は少なくありません。

それにもかかわらず、乳輪や乳輪周りは”完全に脱毛できない”場合も多いのが現状です。
乳輪周りのムダ毛は、なぜ脱毛しにくいのでしょうか?
その理由とともに、乳輪周りをキレイに脱毛できる脱毛方法をご紹介していきます。

乳輪周りが脱毛しにくい理由とは?

サロンやクリニックで一般的に行われている光脱毛やレーザー脱毛といった脱毛方法は、通常、特殊な光やレーザーが毛のメラニン色素に反応して熱エネルギーが蓄積し、毛根にダメージが加わることで脱毛効果を上げるという仕組み。

肌がひどく日焼けしていたり、色素沈着を起こしている状態で照射した場合、皮膚のメラニン色素に熱が蓄積してしまい、やけどを起こす恐れがあるため、光脱毛やレーザー脱毛を行うことができません。
これと同じ理由で、色素の濃い乳輪の内側にも、光やレーザーを照射することができないのです。

乳輪・乳輪周りの脱毛範囲

乳輪はもちろん、乳輪の境目のムダ毛を脱毛したい方も注意が必要です。
乳輪周りについては、サロンやクリニックによって脱毛できる範囲が異なります。

ここでは、乳輪周りの脱毛範囲を3パターンに分けてご紹介しましょう。

色素のある部分は脱毛できないサロンやクリニック

  • アリシアクリニック
  • リゼクリニクック
  • 湘南美容外科
  • ミュゼプラチナム
  • 脱毛ラボ
  • 銀座カラー

色素のある部分は基本的に脱毛できないが、希望があれば様子をみながら脱毛できるクリニック

  • レジーナクリニック

乳首(乳頭)以外であれば、色素のある部分も脱毛できるサロンやクリニック

  • メディエススキンクリニック
  • KM新宿クリニック
  • ストラッシュ
  • ラココ

このほか、『乳首を中心に直径3.5cmの範囲』などと細かく決められている場合もあります。
乳輪の境目ギリギリまで照射してもらえる場合と、そうでない場合があるので、必ず事前に確認しておきましょう。

乳輪・乳輪周りをキレイにできる脱毛方法

上記のように、光脱毛やレーザー脱毛では色素のある部分を脱毛することはできませんが、乳輪の内側を綺麗に脱毛できる方法もあります。

バルジ脱毛

発毛に欠かせない役割を持つバルジ領域をターゲットにした脱毛方法です。

バルジ領域は毛根よりも皮膚に近い層にあるため、低い熱で脱毛することができます。メラニン色素の量に関係なく脱毛でき、色素の濃い皮膚に照射してもやけどの心配がありません。

ニードル脱毛

乳輪周りを脱毛するためにもっとも確実な方法が、ニードル脱毛です。

ニードル脱毛は、毛穴一つ一つに直接針を差し込み、針から微弱な電気を流すことで毛根を破壊します。毛はその場ですぐに抜け、その後は生えてこなくなります。

レーザー脱毛以上に確実な永久脱毛の効果があると言われています。

バルジ脱毛のメリットとデメリット

ここからは、バルジ脱毛のメリット、デメリットを確認していきましょう。

バルジ脱毛のメリットとは?

痛くない

バルジ脱毛は、低温でじっくり熱を伝えることによって脱毛していきます。
このため、ほとんど痛みがないのが一番のメリット。

肌に優しい

バルジ脱毛は、比較的弱い熱を使用し、毛根に蓄熱することでダメージを与えていきます。
強いエネルギーを一気に与えるレーザー脱毛や光脱毛と比べると、肌へのダメージが低く抑えられるというメリットがあります。

産毛も脱毛できる

メラニン色素をターゲットにしているレーザー脱毛や光脱毛などと異なるため、色素のある乳輪の脱毛はもちろん、産毛の脱毛にも適しています。

スピーディーに脱毛完了できる

毛が生え変わるまでのサイクル(毛周期)のうち、メラニン色素が十分に濃くなるのは成長期のみ。
このため、光脱毛やレーザー脱毛で脱毛できるのは、成長期の毛に限られます。

一方、バルジ領域は毛周期にかかわらず存在するため、毛周期に合わせて脱毛を行う必要がありません。
つまり、早いペースで脱毛に通えるため、早期に脱毛完了することができるのです。

バルジ脱毛のデメリットとは?

長期的な脱毛実績がない

バルジ領域は、2000年頃に発見されました。それから脱毛機器が開発されたのは、ごく最近のこと。

もちろん、理論上は永久脱毛効果のある脱毛法とされていますが、バルジ脱毛を受けた後20年以上経過した人がまだ存在しないため、実際に長期間効果が持続したという実績がありません。
現段階では、これがバルジ脱毛の最大の弱点と言えそうです。

導入しているサロンが少ない

最新の脱毛法であり、実績も少ないため、バルジ脱毛を導入しているサロンやクリニックはまだまだ少ないのが現状です。
通いやすい地域にバルジ脱毛を取り入れているサロンやクリニックがあるとは限らないため、これも大きなデメリットと言えるでしょう。

すぐには抜けない

バルジ脱毛では、じっくりと蓄熱することでバルジ領域を破壊し、毛に栄養が行き渡らなくなった結果、脱毛効果が表れます。

このため、照射後、毛が抜けるまでに時間がかかります。
長ければ、一ヶ月ほどかかることも。

早く効果を実感したい人には不向きな脱毛法かもしれません。

肌の乾燥に注意

光脱毛やレーザー脱毛に比べると低温のため、肌への負担が少ないことが特徴ですが、熱を当てるということに変わりはありません。
施術後は肌が乾燥しやすくなるため、十分な保湿ケアは欠かせません。

ニードル脱毛のメリットとデメリット

ニードル脱毛にも、多くのメリットとデメリットがあります。
どのようなメリットとデメリットがあるのか、確認してみましょう。

ニードル脱毛のメリットとは?

永久脱毛効果が高い

レーザー脱毛、光脱毛、バルジ脱毛などは、光を効果的に届けられなかった毛は脱毛されず、残ってしまうこともあります。
しかしニードル脱毛の場合、一つ一つの毛穴に直接電流を流して破壊するため、レーザー脱毛以上に高い永久脱毛効果が見込めます。

その場で脱毛を実感できる

他の脱毛方法では、施術後、毛が抜け落ちるまでに2週間以上の期間がかかりますが、ニードル脱毛の場合は、そのとき生えている毛を施術時にすべて脱毛することができます。
毛穴に針を差し込み電流を流せば、その場でスルッと抜けるので、効果がわかりやすいというメリットがあります。

肌の色や毛質に関係なく脱毛できる

ニードル脱毛は、肌の色素や毛の性質に関係なく脱毛できる点も大きなメリットの一つです。
乳輪・乳輪周りの色素の濃い部位はもちろん、白髪や産毛でも問題なく脱毛できるので、すべてのムダ毛を綺麗に脱毛することができます。

ニードル脱毛のデメリットとは?

ニードル脱毛は、毛穴の一つ一つに針を差し込み、電流を流すため、痛みが強いのが特徴です。
施術中は、思わず息を止めて全身に力を込めてしまうような、強力な痛みを感じる方が多いようです。

クリニックで施術を受ける場合は、麻酔を使用することも可能です。
麻酔を使用しても完全に痛みを感じなくなるというわけではないようですが、かなり緩和することができます。

施術時間がかかる

広範囲に一気に光を照射する他の脱毛法とは異なり、ニードル脱毛は、一つ一つの毛穴に対して針を刺し、電気を流し、ピンセットで抜く、という作業を行います。
すべてスタッフの手作業になるため、1分間で脱毛できるのは、だいたい10本程度。
ムダ毛の本数が多い部位では時間がかかりすぎるため、毛の少ない部位や、他の方法で脱毛を行った後に抜け残ってしまったムダ毛に適した方法と言えます。

生えている毛しか脱毛できない

ニードル脱毛は、今生えている毛に対して施術を行うことができます。
皮膚の下に眠っている毛に対しては施術できないため、生えてくるまで待たなくてはなりません。
通常、2~3ヶ月ごとに施術を行い、脱毛完了まで約1~2年ほどかかると言われています。

金額が高額

手作業で一つ一つの毛穴に針を刺して施術を行うため、どうしても費用が高額になります。
ニードル脱毛の相場は、ムダ毛一本につき100円~500円程。
『15分で5000円』などと分単位で料金を設定している場合もあります。
光脱毛やレーザー脱毛と比較すると、10倍以上もの費用がかかるため、必ず見積もりを行い、慎重に検討したいものです。

毛嚢炎になりやすい

毛嚢炎とは、毛穴の奥にある毛包という部分に細菌が感染して起こる皮膚炎のこと。
毛穴がプツプツと赤く炎症を起こして、ニキビのように見えることもあります。

ニードル脱毛に使用される絶縁針は必ず滅菌消毒されていますが、毛穴に刺激を与えることで、普段おとなしいはずの常在菌が毛穴に入り込んで炎症を起こすことがあります。

脱毛後の肌は、普段以上に清潔に保ち、十分な保湿を行うことで毛嚢炎を防ぐことができます。
毛嚢炎が起こってしまった場合は、クリニックで処方される軟膏やクリームで肌を保護しましょう。

乳輪周りを脱毛するならどちらを選ぶ?

ここまで、乳輪や乳輪周りのムダ毛脱毛に適したニードル脱毛とバルジ脱毛についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
ニードル脱毛とバルジ脱毛には、それぞれまったく異なる特徴がありますが、乳輪周りの毛を確実に綺麗に脱毛したいなら、ニードル脱毛が最適です。

乳輪・乳輪周りを確実に脱毛したいならニードル脱毛がおすすめ

ニードル脱毛は痛みが強く、時間のかかる高額な脱毛方法ではありますが、ムダ毛の本数が少なく、色素の濃い部位を脱毛するのに向いています。
乳輪や乳輪周りに限定して脱毛するなら、金銭面の負担も少なく、短時間で脱毛できます。

何より、その場で乳輪周りのすべてのムダ毛を脱毛でき、時間が経過してもムダ毛が再生する可能性がもっとも低い脱毛方法は、ニードル脱毛だけ。
乳輪・乳輪周りを綺麗に脱毛したいなら、ニードル脱毛がおすすめです。

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