脱毛の痛み~ニードル脱毛・光脱毛・医療レーザー脱毛 施術方法別・傾向と対策

脱毛の痛み
脱毛の方法は色々ありますが、どれを選ぶかを考える際、「痛みの程度」は大きなポイントではないでしょうか。今回は、ニードル脱毛、光脱毛、医療レーザー脱毛において、それぞれの方法ごとに痛みが起こりやすい部位や、その対策についてまとめてみました。

ニードル脱毛の傾向と対策

ニードル脱毛とは

ニードル脱毛は、「ニードル(針)」と呼ばれる器具を使って、毛穴の一つ一つに電流を流して脱毛する方法です。毛を作りだす根本部分(毛乳頭)に直接ダメージを与えられるため、脱毛効果は高く、現在「永久脱毛」ができる、と認められているのはこの方法だけになります。

どの部位でも痛みは感じやすく、技術者の「腕」次第

ニードル脱毛は脱毛効果が高い反面、施術時は痛みを感じやすいと言われています。もちろん痛みは個人差があり、人によっては「チクッとしただけ」と言う人もいます。ただ、痛いと思った人の中には「涙が出るほど痛かった」というケースもあるので、ある程度覚悟しておいた方がよさそうです。

また、ニードル脱毛の痛みは、施術するスタッフの「腕(技術力)」によっても左右されるようです。そのため、エステサロンでの施術より医療機関で施術される人の方が多いようです。ニードル脱毛では、炎症や色素沈着、腫れといった肌トラブルが起こる可能性もあるので、そういった時に医療機関の方が迅速な対応を期待できます。

施術前は生活リズムを整えておこう

少しでもニードル脱毛の痛みを軽くするために、考えられる対策としては生活習慣を整えることです。できれば、コーヒーなどのカフェイン類、唐辛子などの刺激物は施術1週間くらい前から接種しないよう気を付けましょう。どちらも神経を過敏にする効果があるからです。

さらに、夜更かしなどはせず、しっかり睡眠を取って体のリズムを整えておくことも大切です。そして、施術後は脱毛した部分を冷やすことをおすすめします。

最終的な仕上げに使うのがおすすめ

痛みを感じる可能性は高いものの、効果も高いのがニードル脱毛です。「完璧なツルスベ肌を目指したい」という人にとっては、なくてはならない存在かもしれません。そこで、なるべく痛みを感じなくてすむようにおすすめしたいのが、「仕上げに使う」ということです。これは、ある程度までは、光脱毛やレーザー脱毛できれいにしておいて、それでも何本か生えてきたという毛や、どうしても脱毛できなかった部分だけをするということです。

ニードル脱毛は料金も「1本○円」や「○分○円」など、本数や時間で細かく設定されていることが多いです。また、施術時間も、ひとつひとつ施術していかなければならない分、長くかかりがちです。たくさん施術すると、その分施術者の集中力も必要です。だから、あまりびっしり生えている状態でスタートすると、痛みはもちろん、お金も時間も膨大なものになります。それを避けるためにも、最終仕上げとして利用する方がおすすめです。

光脱毛の傾向と対策

光脱毛とは

光脱毛は、エステサロンで多く取り入れられている方法です。複数の波長を持つ「光」を利用し、毛を作りだしている部分に照射してダメージを与えます。一度に広範囲を施術できるのも特徴です。

比較的痛みは少ないが、部位によっては「刺激」を感じることもある

光脱毛は比較的傷みが少ない施術方法と言われています。それでも、人によっては「刺激」を感じることもあるようです。例えばVIOラインなど黒ずみや色素沈着が起こりやすく、毛が太く、密集している部分はそうした刺激を感じやすいようです。これは、光脱毛が黒い色(メラニン色素)に対してパワーを発揮するよう作られていることが多いからです。

とはいえ、痛み自体は光が照射される一瞬だけなので、我慢できないこともない、という人がほとんどです。

サロンごとに異なる脱毛方法をチェック!して痛みを緩和

光脱毛にはいくつか種類があり、サロンごとに採用しているものが異なります。痛みに弱い、という人はそれぞれのサロンがどんな方法を使って脱毛しているか、というのもチェックしてみましょう。それによって、より痛みを感じずにすむ可能性が高いです。例えば、先ほど書いた、黒い色に反応するよう作られているのは「IPL(インテンスパルスライト)方式」と呼ばれる種類の方法です。

それ以外にも「S.S.C(スムーススキンコントロール)方式」というものがあります。これは、専用のジェルを脱毛したい部位に塗り、照射とともにそのジェルを毛の根本部分に届けさせ、再生の抑止や減毛を促すという方法です。S.S.C方式の場合、照射パワーはジェルが溶けるくらいの熱で十分なので、より肌への刺激が少ないとされています。

さらに、「ディオーネ」では「ハイパースキン脱毛」と呼ばれる、3歳からでも施術が受けられるような脱毛方法が採られています。この方法は、「すでに生えている毛」に対してダメージを与えるのではなく、「これから毛が生まれる種」の状態のものにダメージを与えるという方法です。この方法なら、照射温度が38度程度で十分なので、施術時は痛みより「ほんのりあたたかみを感じる程度」で済むことが多いようです。

心配なときは「月額制」のサロンを利用しよう

光脱毛は、他の脱毛方法に比べると痛みが少ないことが多いです。それでも心配という人は、出力数を下げてもらうこともできます。ただし、その場合脱毛効果も得られにくくなるのがデメリットです。というのは、光脱毛自体が他の脱毛方法に比べて、効果が出るまで時間がかかったり、脱毛の持続時間が短いと言われているからです。

そこで、それを避けるためにまずはお試しキャンペーンを利用するのがおすすめです。エステサロンの場合、格安のキャンペーンが頻繁に行われているので、気になっているサロンがあれば、利用して痛みの程度を体験してみましょう。あるいは、月額制のサロンを利用するのも一つの方法です。それなら月々の負担が少なく、光脱毛ができます。

ただし月額制は、全体にかかる総額を分割して支払うタイプの月額制もあるので注意しましょう。いつでも始められて、やめられるような自分で好きな回数分を施術できるタイプの月額制プランを探すことが大切です。

医療レーザー脱毛の傾向と対策

医療レーザー脱毛とは

医療レーザー脱毛は、その名の通りレーザーを使った脱毛方法です。光脱毛より脱毛効果が高く、短期間で効果が出やすいと言われています。また、医療機関で施術が受けられるということで、万が一トラブルがあったときも適切な処置が受けられるという安心感もあります。レーザー脱毛も、それぞれのクリニックによって使用されるマシンが異なるので、自分に合いそうなところを探すところがポイントです。

VIOライン、ワキなどは痛みを感じやすい

医療レーザー脱毛は光脱毛より、痛みを感じることが多いと言われています。それは、光脱毛が複数の波長を持つのに対し、レーザーは単一の波長であることが多いことが原因の一つと考えられます。痛みを感じやすい傾向があるのは、光脱毛と同じくVIOラインや、ワキなど毛が太い部分や、ヒザ下など密集している部分です。また、手の甲や指、ヒザといった皮膚が薄く、骨に近い部分も痛みを感じやすいようです。一般的にその痛みは「輪ゴムで弾いたような痛み」と言われることが多いです。

テスト照射や麻酔を利用する

医療レーザー脱毛も、脱毛マシンによって痛みを感じにくいものがあるようです。また、日焼け肌や色黒肌、あるいはアトピーやニキビなどの敏感肌でも施術ができる、肌質を問わないマシンもあります。さらに、レーザー脱毛の中にも、今生えている毛だけでなく毛包にアプローチできるものもあります。そのため、クリニックによってどんなマシンを使っているかをチェックすることで、痛みのリスクを減らすこともできそうです。

また、実際どの程度の痛みがあるか、あらかじめ知っておきたいという場合はテスト照射があるクリニックを探すのも一つの方法です。例えば「アリシアクリニック」、「リゼクリニック」、「新宿クレアクリニック」などで実際の照射を体験することができます。それ以外のクリニックでも、お試しプランが設定されていることがあるので利用してみてください。

「それでもやっぱり痛い」というときは、我慢せず相談することが大切です。多くのクリニックでは、痛みを緩和するため麻酔クリームや笑気ガスを使用してもらうことができます。また、出力を下げてもらうこともできます。

肌の保湿をすると脱毛しやすくなる

医療レーザー脱毛に限ったことではないですが、肌の水分量がしっかりある状態だと、脱毛時の痛みが軽減されやすい傾向にあります。そして、その方がするん、と脱毛もしやすくなります。脱毛はどの方法でも毛穴にダメージを与え、乾燥しやすい状態を作りだします。そのため、普段よりしっかり保湿をしてあげることが快適な施術にもつながります。日焼けも乾燥に繋がるので、なるべく対策をとって焼けないようにしましょう。

どの方法も痛みゼロとは限らない

脱毛マシンの選別と保湿などで対策を

脱毛は、痛みを感じやすい傾向があるのは、ニードル脱毛が最も高く、次いで医療レーザー脱毛、そして光脱毛が一番痛みが少ないと言われています。ただし、どの方法においても、痛みの可能性はゼロではありません。その中でとれる対策としては、まずは気になるサロンやクリニックが、どんな脱毛マシン、施術方法を取っているか確認することです。そして、できれば申込む前に一度体験してみて、痛みの度合いを確認してみましょう。

特に光脱毛の場合は、出力数を下げると効果も得られにくくなるかもしれません。体験ができそうにないときは月額制のプランがあるところを選ぶ方がベターです。医療レーザー脱毛の場合はお試しプランがないこともあるので、実際施術をしてみて「痛い」と思ったら麻酔を利用するのも一つの方法です。

さらに、どの方法でも心がけたいのが肌の保湿です。脱毛すると肌は乾燥しやすい状態になるので、普段以上の保湿をするようにしましょう。それが、脱毛時の傷み軽減にもつながります。「きれいになるためには多少の我慢が必要」とは言われるものの、なるべく痛みなく、快適に脱毛できるのが一番ですよね。そのために、施術方法や施術先は、じっくり検討してみてください。

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